旅館・ホテルをチームビルディング拠点へ。 MASAラボは、Webマガジンを起点に個店を「学習プラットフォーム」化します。 AIと地域資源を編み直し、顧客のストーリー創造性を高めるナーチャリングを支援。 インハウスSEO→実店舗OMO施策まで24時間稼働デジタル営業マンが地域ブランドの未来を拓きます。
Lineの友達登録の具体策を考えてみます。店内POPの消極的アピールとともに、何かの仕掛けによって登録者を増やす具体策としてシーンを想定します。
「店内にPOPを貼っているけれど、なかなか登録が増えない」というのは、多くのお店が直面する壁です。お客様にとって登録は「手間」というコストがかかるため、それを上回る**「即効性のあるメリット」と「登録せざるを得ない仕組み」**が必要です。
地方都市の中規模・零細店でもすぐに導入できる、具体的かつ強力な仕掛けを4つ提案します。
1. 「その場で使える」即時還元キャンペーン
「次回使えるクーポン」では弱いです。お客様の財布が動いている今、メリットを提供します。
飲食店: 「今すぐ登録で、トッピング1つ無料」または「ドリンク1杯無料」。
小売店: 「レジ前で登録してくれたら、本日のお会計から5%OFF(または100円引き)」。
ポイント: スタッフがレジで「今ここで登録して画面を見せていただければ、100円引きになりますが、いかがですか?」と一言添えるだけで、登録率は劇的に上がります。
2. 登録を「ゲーム化」する(抽選・おみくじ)
人は「得をする」のも好きですが、「当たるかどうか試したい」という射幸心にも弱いです。
LINEの「抽選機能」を活用: 「友だち登録で、3回に1回当たる『次回来店時500円OFFクーポン』抽選」を実施。
やり方: 「ハズレても、参加賞として〇〇(飴ちゃんや試供品など)プレゼント」とすると、参加のハードルが下がります。
3. 「Wi-Fi」や「セルフオーダー」をフックにする
サービス利用の条件にLINEを組み込む、半ば「インフラ化」させる手法です。
フリーWi-Fiの提供: 「店内のフリーWi-Fiパスワードは、LINEの友だち登録後の自動返信メッセージに記載しています」という案内をテーブルに置く。
モバイルオーダー(セルフ注文): 最近はLINE上でメニューを見て注文できるシステムが増えています。注文するために登録が必要になるため、登録率はほぼ100%になります。
4. 「限定情報の見える化」で興味を引く
「お得な情報を配信」という曖昧な言葉ではなく、**「今、これを知らないと損」**という見せ方をします。
ホワイトボード・黒板の活用: 「本日の限定メニュー、LINE登録者には先行公開中!」や「ゲリラセールの通知はLINEでのみ流します」と大きく掲示。
雨の日キャンペーン: 「雨の日限定クーポンはLINEで配信されます」と店外に掲示しておくと、天候の悪い日に来店した動機付けになります。
成功のポイント:スタッフの「巻き込み」
どんなに良い仕掛けを作っても、店主やスタッフが**「一言声をかける」**ことに勝る策はありません。
まずは、一番手軽な**「レジ横での即時100円引き(または端数切り捨て)」**から始めてみるのはいかがでしょうか?
登録するには、その時点での期待度などお店への帰属意識が少しでも必要です。この貴族意識に気づかせる、最初のアピールを、広告、Webサイト、店頭POP、入店通路、声掛けまで、ポイントを確認します。
「お店への帰属意識」という言葉、非常に本質的です。 単なる「得をしたい」という欲求以上に、**「このお店(スタッフ)とつながっておくことは、自分にとって価値がある」**と、お客様のアイデンティティの一部に滑り込ませるプロセスが必要です。
「お客様」という外側の存在から、「身内(ファン)」という内側の存在へといざなうための、導線ごとのアピールポイントを整理しました。
1. 広告:【共感と約束】
店の外(SNS広告やチラシ)では、スペック(安い・早い)ではなく、**「店主の思想」や「利用シーン」**を見せます。
ポイント: 「〇〇にお悩みの方へ」という呼びかけで、「私のことを分かってくれている」という安心感を作ります。
仕掛け: 「店主のこだわりを綴ったミニコラムをLINEで毎週配信中」など、**「知識や情報の独占権」**を約束します。
2. Webサイト:【擬似体験】
サイト訪問者は「失敗したくない」と思っています。
ポイント: LINEを「予約ツール」としてだけでなく、「常連だけが知っている裏メニューや先行予約」への入り口として描きます。
仕掛け: 「LINE登録者限定の先行予約枠」を明記。「私は選ばれた客である」という帰属意識を、入店前から醸成します。
3. 入店通路:【期待感のブースト】
店に入るまでの数秒間は、もっともワクワクしている瞬間です。
ポイント: 「いらっしゃいませ」の前に、**「私たちのコミュニティへようこそ」**という空気を作ります。
仕掛け: 通路に「今月のLINE会員様限定の裏メニュー」の写真だけを掲示し、「詳細は店内レジにて」と伏せます。「気になる、知りたい」という感情が、帰属意識の芽になります。
4. 店頭POP:【鏡の法則】
「登録してください」というお願いではなく、「あなたは既に私たちの仲間である」という肯定を行います。
ポイント: POPの文言を「友だち追加」から**「〇〇(店名)ファミリーに参加する」や「メンバー限定特典を受け取る」**に変えます。
仕掛け: 実際にLINE会員が喜んでいる写真や、スタッフとのやり取りのスクリーンショットを掲示。「ここに参加すると楽しそう」という空気感を可視化します。
5. 声掛け:【特別感の演出】
これが最も強力です。「作業」としてではなく、**「特別扱い」**として提案します。
ポイント: 全員に言っているのではなく、**「あなただから教えている」**というニュアンスを含めます。
フレーズ例: 「今日、お口に合いましたか? もしよろしければ、来週から始まる旬の裏メニューの通知をLINEでお送りしているのですが、お教えしてもよろしいですか?」
効果: 満足感が高い瞬間にこれを言われると、お客様は「この店に認められた、つながっていたい」と感じ、帰属意識が最高潮に達します。
帰属意識を醸成する「3つのキーワード」
帰属意識を刺激するには、以下の3つの要素をどこかに散りばめるのがコツです。
限定性: 「登録している人しか知らない(持っていない)」
双方向性: 「私の好みをわかってくれる(店主と直接話せる)」
先行性: 「一般公開より先に情報が来る」
次のステップへの提案
お客様が「自分は特別だ」と感じるための**「LINE内での呼び名(例:〇〇店サポーター、〇〇マニア等)」や、「最初の挨拶メッセージ」**を一緒に考えてみませんか?
お店の「一番のこだわり(これだけは負けないこと)」から考えてみましょう。
登録完了(サンクスメール)に始まり、安定的に発信を継続するために、まず登録に伴う初期段階のメッセージの配信を、どのように組み立てればよいのでしょうか。
登録直後の数日間は、お客様の熱量が最も高い「ゴールデンタイム」です。 ここで「この店は自分を特別扱いしてくれる」という実感を抱かせることが、その後のブロック防止と帰属意識の定着に直結します。
お勧めは、**「あいさつメッセージ」+「3通のステップ配信」**の組み合わせです。
1. 【即時】あいさつメッセージ:歓迎と自己紹介
登録して数秒以内に届くメッセージです。事務的な「登録ありがとう」で終わらせず、**「入会式」**のような温かさを演出します。
構成要素:
心からの感謝: 「仲間になってくれて嬉しい」というトーン。
約束(ベネフィット): 「このLINEでは、〇〇な情報だけを厳選して届けます」と宣言。
即時ギフト: 約束していたクーポンや、デジタル会員証。
アンケート(重要): 性別、誕生日、好みなどを1〜2問だけ聞く。これにより「自分向けの情報が来る」という期待感を作ります。
2. 【1日後】ストーリー配信:共感の醸成
翌日の昼前後に送ります。ここでは「売り込み」を一切せず、**「お店の裏側(想い)」**を伝えます。
内容: なぜこの店を始めたのか、こだわりの食材や技術の秘話。
目的: 「スペックで選ぶ客」から「ストーリーで選ぶファン」への転換。
ポイント: 「店主の顔が見える写真」を1枚添えるだけで、親近感(帰属意識)は激増します。
3. 【3日後】擬似体験:具体的なメリットの提示
少し忘れかけた頃に、**「LINE会員でいることの具体的な得」**を思い出させます。
内容: 「実はLINE会員様の中では、このメニューに〇〇をトッピングするのが一番人気なんです」といった「通(つう)」な情報の提供。
目的: 次回、店に来た時の自分の姿を想像(擬似体験)させること。
4. 【7日後】リマインドと対話:心理的距離の短縮
内容: 「その後、クーポンは使えましたか?」「何か困ったことや、こんなメニューが欲しい!という要望があれば、このチャットに返信してくださいね。私が直接読んでいます」という呼びかけ。
目的: LINEを「一方的な通知板」ではなく「1対1の相談窓口」だと認識させる。
安定継続のための「運用ルール」3か条
初期設定が終わった後の「定期的発信」で挫折しないためのコツです。
「曜日」と「時間」を固定する: 「毎週金曜の18時は〇〇店の日」とお客様の生活リズムに組み込んでもらいます。
LINE VOOM(無料)とメッセージ(有料枠)を使い分ける:
VOOM(旧タイムライン): 日々の何気ない風景、仕入れ状況など(毎日でもOK)。
メッセージ: 本当に伝えたい重要な告知やクーポン(月2〜4回程度)。
「返信」を宝物にする: お客様からスタンプ一つでも返ってきたら、必ず手動で返信します。この「中の人と繋がった」という体験が、究極の帰属意識を生みます。
次のステップへの提案
この**「最初のあいさつメッセージ」の具体的な文面**を、お店の雰囲気に合わせて一緒に作ってみませんか?
LINEによる友だち登録を「単なる連絡手段」ではなく「商売の柱」として機能させるためには、事前の「体験設計(カスタマージャーニー)」が不可欠です。
登録した瞬間に「あ、この店は他とは違うな」と思わせるために用意すべきコンテンツを、設計図として整理しました。
1. 【設計図】LINE運用の全体構成(フェーズ別)
まずは、お客様がどのようなステップを踏むかを定義します。
2. 具体的に用意すべき「5つの武器」
① あいさつ文(ウェルカムメッセージ)
事務的な文章は避け、**「店主の肉声」**を感じさせるトーンで作成します。
構成案:
感謝: 「数あるお店の中から、私達と繋がっていただき本当にありがとうございます!」
自己紹介: 「〇〇(店名)の店主の〇〇です。ここではお客様を『大切な友人』としてお迎えします。」
使い方の説明: 「予約やお問い合わせは、このチャットに直接話しかけてくださいね。私が返信します。」
特典の引き渡し: 下記のクーポンへ誘導。
② 登録即時クーポン(オファー)
「登録してよかった」と脳に報酬を与えるためのコンテンツです。
設計: 「ドリンク1杯無料」や「5%OFF」など、**「今日、この瞬間に使えるもの」**が鉄則です。
工夫: クーポンの画像(リッチカード)は、お店で一番人気のメニューが美味しそうに写っているものを使用します。
③ ショート動画(ストーリーコンテンツ)
15秒〜30秒程度の動画を1本用意しておきます。これはステップ配信(登録1〜2日後)で送ります。
内容: 「仕込みの風景」「店主の笑顔での挨拶」「こだわり素材のアップ」。
目的: テキストでは伝わらない「温度感」を伝え、心理的距離を縮めます。プロ並みの編集は不要です。スマホで撮った「生」の映像の方が信頼されます。
④ アンケート(顧客属性の把握)
LINE公式アカウントの「リサーチ」機能、または外部ツールのフォーム機能を使用します。
設問例: 「当店へのご来店は初めてですか?」「お好きなメニューのジャンルは?」「お誕生月は?」
設計: 回答してくれたら「トッピング無料券」などを追加でプレゼントする仕組みにすると回収率が上がります。これにより、後の「セグメント配信(特定の人のみに送る)」が可能になります。
⑤ イベントカレンダー(年間/月間計画)
「何を配信しようか」と毎回悩むのを防ぐため、最低でも3ヶ月先までの予定を立てます。
設計例:
毎月1日: 今月の店主厳選メニューの紹介
第2・4金曜: 週末限定クーポンの配信
不定期: 雨の日限定「ポイント2倍」キャンペーン(雨が降ったら配信)
3. スタート時に準備すべきチェックリスト
運用を軌道に乗せるために、最低限これだけは「クリエイティブ(画像や文章)」として用意してからスタートしてください。
リッチメニュー画像: トーク画面の下部に常に表示されるメニュー。ここを「予約」「メニュー表」「ショップカード」に設定するだけで、アプリのような利便性が出ます。
ショップカード(ポイントカード): LINE内のデジタルスタンプカード。紙のカードをなくすことで、お客様の財布を軽くし、再来店動機を自動化します。
自動応答キーワード: 「営業時間」「アクセス」「駐車場」などのよくある質問に、AIが自動で返す設定。
軌道に乗せるためのアドバイス
最初は**「あいさつ文」と「クーポン」と「リッチメニュー」**の3点さえ完璧に作り込めば、スタートは切れます。
LINE「コミュニケーションプラン」の概要
MASAプランニングラボが、まずはコストをかけずに「内製化支援」の成果を店主に実感してもらうための、非常に現実的な選択肢です。
LINE公式アカウントの無料枠(コミュニケーションプラン)は、**2023年6月の改定後、現在は「月間200通」**まで無料でメッセージを送ることができます。
居酒屋経営における、この「200通」をどう賢く使い切るかの戦略を整理します。続きはこちら